Brunch on the Beach

毎月1回、ワイキキのカラカウアアベニューを歩行者天国にして、サンデイブランチを開催しています。
「Brunch on the Beach」というイベントです。
いつからか定期的に開催されていたそうですが、全然知りませんでした。
テロの事件後、今回最初のサンデイブランチということで、ツーリストをはじめローカルの人たちがたくさん集まりました。
ワイキキの「センター(ハイアットリージェンシーの前)」からホノルル動物園側に100メートルくらいでしょうか、あのカラカウアアベニューに、人工芝が敷かれ、たくさんのテーブルには白と青、白と赤のリボンがカバーされています(圧巻!)。
Scripと呼ばれるチケットを買って、それぞれ好きなプレートランチをいただくことができます。
Scripは40枚で$20.00、$5.00ドネーション(寄付)すると、今日のために特別に作成されたブックレットになったScrip(クーポンブック)をもらえます。
$25.00を払い、40枚のScripが付いたブックレットの方を買いました。
ブックレットには、Scripの他に、協賛ホテルやレストランの割引クーポンなどが付いていました。特定のメニューが20%OFFになるといった$5.00くらいのバリューのものから、一泊すると二泊目は無料といったものまで様々です。
協賛ホテルには、今年で開業100 年を迎えたシェラトンモアナサーフライダーや、ロイヤルハワイアンといった老舗も含まれています。ね?、欲しくなったでしょ〜?!(笑)
こちらでお世話になっている方と一緒に行ったので、Scripを40枚買ってちょうど良いくらいだったのですが、プレートランチを3皿とソフトドリンク、デザートにシェイブアイスを買ってもまだ余りました。
ILIMAアワードを受賞するような有名所のレストランも出店していましたが、それでもScrip10 枚です。値段にすると$5.00也。とても良心的な値段です。
いつもの立体駐車場にクルマを預け現地には11時前ごろ着いたのに、幸いテーブルを確保することができました。
ステージではミュージシャンたちによるライブがとっくに始まっていて、集まった人たちは、歩道やビーチ側の芝生などに座ったり寝転がったりしながら、各自のスタイルで楽しんでいました。
一緒に来た方が、昨日ティーリーフをたくさんもらったので、それで編んだレイをたくさん持ってきていました。
「こんな時にハワイに来てくれた人たちにプレゼンとしよう!」
と、昨夜、手がしびれるまで編んだのだそうです。
まずは日本から来てくれたツーリストにプレゼントしようと思い、日本人観光客を捜しましたが、こんなにたくさんの人たちが集まっているのに意外と少ない。ほとんどいないと言っても良いほどでした。
それでもなんとか見つけ、いざレイをプレゼントしようとすると、宗教か何かと間違われるのか(?!?)、いきなりプレゼントとか言う我々を気持ち悪がって受け取ろうとしない人たち、、、
そんなのが何回か続くと、流石にコチラもヘコみます(哀)。
メインランドやカナダから訪れている英語圏のツーリストは、逆に「なあに、コレ?!」といって聞いてきます。
「We made it from the Tee Reef it is one of the Hawaiian Tree. We’d like to give it for you with our appreciation for your visit here in Hawaii…」
とかなんとか説明すると、
「せっかくだから買うわ〜!」
なんて言ってくれる人も、、、
「ミョ〜に親切なフゥに声をかけてくるヒトには気をつけましょ〜!」
などとガイドブックには書かれているかもしれません。嫌がられるということは、まぁコチラにも何らかの原因があるんだろうケド、それにしても、日本人がキライになりそうな出来事でした。
20本くらいあったでしょうか、全てのレイをツーリストにプレゼントし、気を取り直しているうちに、ライブの方もいよいよエンディングへとさしかかりました。
アメリカ合衆国国歌(とハワイ州の州歌)が流れると、それまで座っていた観客が起立し、中には胸に手を当てながら、曲を聴いたり口ずさんだりしていました。
「なんなんだ? この一体感は?!?、、、」
アメリカは「自由の国」と呼ばれています。ここぞという時の結束力の強さみたいなのって、どこから沸き上がってくるんでしょうね?
大勢の気持ちを一つにすることは大きなエネルギーとなりますが、一つ間違えると大変なことになります。
個人を最も尊重し、そしてルールに厳しいのもまたアメリカです。今回のテロに対する武力行使についても、異論反論は勿論アメリカ国内でも上がっています。アメリカ合衆国が出した結論は、10月7日(ハワイ時間)の空爆でした。
テレビでは、アメリカ人として暮らしている様々な人種の人たちが、「I am an American.」とカメラの前で言うコマーシャルが流れています。
かつて、ヒトラーの側近だったゲッペルスという人は、国民の心を統一させるためにプロパガンダを展開しました。
現在アフガニスタンでは、「これはアメリカから、、、」という手紙と共に、食料やラジオが投下されているそうですね。
国家レベル、もしかしたら地球レベルで、プロパガンダが始まっているのかもしれません(ウ〜ム、、、)。
ハナシがソレましたが、次回のBrunch on the Beachは、11月11日です。

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