インターネットでハワイに住もう! (2006年)

1998年6月18日 晴れ
(今日は庭でプールをして遊びました)

さらに8年後、、、
本日、5月11日。
お、12日になりました。西暦2006年です。
上のご挨拶文を書いてから、早いもので間もなく丸8年が経とうとしています。
その昔、「インターネットでハワイに住もう!」とスタートしたホームページがありました。
HawaiiCrazy.comといいます。
そうです、このサイトです。いろいろありまして、ここ8年近くの間、殆ど何も更新することなく、今になってしまいました。情報が古くなってしまい、あまり参考にならなくなってしまった内容もあるかと思います。
例えば8年前のご挨拶文、、、
 不動産の購入を検討中の方は、今がチャンスです。
とか書いちゃっていますが、現在は手放しに「チャンス」だなんてとても言え(書け)ません(詳しくは、2006年版ハワイでの一カ月の出費についてを参考にしてください)。
インターネットも進化しました。インターネット環境も進歩しました。コンピュータもすごく良くなりました。それに伴い、コンテンツもどんどん面白くなっています。ハワイも変わってきています。
それが良いかそうではないかはまだ分かりません(個人的には、何かが違ってきているとは感じていますが、まだ他人に説明できるほどハワイを知りません)。
今月の初め、5月1日の月曜日、我が家にとって、とても嬉しいことがありました。グリーンカードが届いたのです。永住権を取得したのです。今だから正直に書きますが、「インターネットでハワイに住もう!」と立ち上げたホームページは、途中、「本当に住めるのだろうか?」と悩む時期もありました。
「永住権を取ってこそ、『インターネットでハワイに住もう!』だろう?」
という思いが、いつも心のどこかにありました。永住権が取れない限り、本当にハワイに住んでいるという気持ちにはどうしてもなれなかったのです。
永住権の申請の準備から、実際にグリーンカードが届くまで、実に6年半の月日を要しました。申請中、それはそれはいろいろなことがありました。特に2001年9月11日の一件は、その後の移民法に様々な影響を及ぼしました。
いつまでたっても進展する気配のない申請手続き、審査期間の延長、追加書類の要請、、、
今だから「それらは申請手続きがちゃんと行われていた証拠」とか何とでも言えますが、申請中は、出口の見えないトンネルの中を、あてもなくとぼとぼと歩いているような気分でした。
一時渡航者の心境も変わりませんでした。永住権が取れないと、社会人としてスタートラインにすら着いていないような気分でした。その間、応援してくれたたくさんの人たちには、感謝の気持ちで一杯です。
2004年くらいからでしょうか、
「一時渡航者でもいいぢゃ〜ん!」
といった気持ちに、自分で自分を持っていく努力をしました。
永住権が取れないからといって、それを理由に「働けない」とか「動けない」とか「できない」とか考えるのは止めようと思うようにしていったのです。
これってクチで言うほど簡単ではありませんでした。
だって実際問題、本当に動けないんですから、、、(笑)
それでもそのように考えることを止める努力をしました。
そうしていくうちに、
「永住権が取れて働けるようになった時には、もう働かなくてもよい人になっていよう!」
という目標を自分で立てられるくらい、物事を前向きに考えられるようになっていました。
現実逃避?!? (笑)そんなことはありません。本気でそうなろうと、そうなるためにはどうすれば良いかを真面目に考えました。
2004年から2005年にかけては、お金について、資産について、負債について、税金について、財産について、相続について、投資について、人について、ビジネスについて、社会に貢献することについて、人生について、神について、自分の役割りについて考えました。本を買って読んだり、人に聞いたり、思いつくことをできるところからやりました。
今までの自分の人生には全くなかった概念を学ぼうとしているわけですから、そう簡単に腑に落とせるわけがありません。飲んでも消化しきれないので、肌から擦り込むといった感じでしょうか。気負わず気長に続けました。
幸い、そんなことをやっていても許される状況がありました。端から見ると、生産性のない、何も生み出さないようなことをやっていても、誰からも邪魔されることなく、それらを自分のしたい時にしたいだけやらせてもらえるという、それはそれは有り難い状況がありました。学生でもないのに、自由に学べる時間があるのですからね。
2005年の終わり頃、2006年は具現化しようとさらに考えました。
「永住権が取れて働けるようになった時には、もう働かなくても良い状況」
2006年中にそういう状況を創り出そうと、今年(2006年)の春くらいから具体的に計画を立て始めました。
そんなふうに前向きな気持ちで真面目に人生に取り組もうとしている時(インターネットでハワイに住むだの働かなくても良い状況だの、一見、非常識に映るかもしれませんが、本人はいたって真剣です)でも、何かが起こる時には起こるもので、、、
3月: 娘が交通事故に遭いました(が、大丈夫でした)。
4月: 駐車違反でレッカー移動され、サンドアイランドまでクルマを取りに行きました(が、私有地での違反だったため、罰金はありませんでした)。
4月: 妻が交通事故を起こし、クルマを廃車にしました(が、相手とともに本人は大丈夫でした)。
4月: 大家さんから立ち退き要請の書類が届きました(が、一年延ばしてもらいました)。
特に先月4月は、何かに「試されている」ような気がしました。
「永住権が取れた時には、働かなくても良い状況」
を創り出すんだと本気で思いました。
そう思えた瞬間、「これはできる!」と確信しました。
「インターネットでハワイに住めるんですよ」、「インターネットでハワイに移住できるんですよ」、「ハワイに限らず、世界中どこでも住めるんですよ」、「一年中、豪華客船に乗って世界中を旅行することができるんですよ」、「好きなだけ学べるんですよ」、「好きなだけボランティアできるんですよ」、「好きなだけ寄付できるんですよ」、「時間を自分でコントロールできるんですよ」ということを、一日も早くカタチにして検証し、そのノウハウを説得力のあるものにして、みんなにも教えてあげられるようになろうと、本気で思いました。
そんな決意を妻に話した次の日の4月28日(金曜日)、弁護士事務所からグリーンカードの申請が承認されたとの連絡がありました。そしてその3日後、5月1日の月曜日には、グリーンカードが届いたのです
皆さんは笑うかもしれませんが、
何か不思議なチカラを想像せずにはいられません。
1997年の6月3日に日本を発ち、4日の夜中にグアムに入りました。グアムで20日ほど過ごした後、6月23日の夜にグアムを出発し、同じく23日の朝、ホノルルに到着しました
グアムの空港に到着した時の入国審査のこと、ホノルル空港の税関で「後日コンテナで荷物が届くのですが、どのように申告すれば良いですか?」と聞いたことなどを、今でもリアルに思い出せます。
アメリカに引っ越して、今年の6月3日で丸9年になります。
働かなくても良い状況を創り出すにはもうしばらく時間を要しそうですが、10年目を良いカタチで迎えることができそうで、とても嬉しく思っています。永住権が取得できたことで、ようやくやっとスタートラインに立てた気分です。
「インターネットでハワイに住もう!」のコンセプトは、一応これで具現化されました。「インターネットでハワイに住めるの?」と聞かれたら、これからは、自信を持って「住めます」と、静かにお答えするつもりです。
次は、「インターネットでハワイに移住」です。
移住するからには、当然、快適でなければイケマセン。日本のとても暑い夏の時期や、冬の寒い時期など、日本からいつも応援してくれている親や親戚、友だちを、いつでも呼べて好きなだけ滞在してもらえるような状況でなければ、僕は決して満足できません。
いつも誰かが訪ねて来てくれるような家でなければ、ちっとも楽しくありません。いつ人が訪ねて来てくれても、豆を手で挽いて美味しいコーヒーを落とし、おもてなしして差し上げられるような時間がある生活を目指します。
もちろん、日本ならではの四季や食を愉しむために、セミナーなどが開催されればいつでも行けるように、時間を自由にコントロールしながら、ハワイと日本、その他の国々を行き来できるようになっているのは言うまでもありません。
それらが実現できるのであれば、僕はいつまででも努力し続けます。
これからはもっと、気がついたことをドンドン書いていくつもりです。
ハワイに移住を検討されている方なら、きっと役に立ちますから、どうぞ参考にしてくださいね。
今後ともよろしくお願いいたします。
2006年5月12日
曽山 孝博

2件のコメント

  1. はじめまして。小学5年、3年、2歳の子を持つ30代のママです。実は去年、突然主人を亡くしまして、現在兵庫県で生活しております。ハワイが好きでサマースクールに参加させたことがあって、ハワイの風土、気候、人が大好きです。
    主人が亡くなり在宅で仕事ができるようにとエステの資格をとりました。でも、正直まだまだ元気を出せずにいて、なんとかこの状況から脱したいと考えたとき、ふとハワイで移住できないかと思うようになりました。そこでネットで検索するうちに、こちらのサイトに目を引かれたのですが、1ヶ月の支出をみて、驚きでした。こちらは遺族なので、月に年金や保険合わせて30万ほどは入ってきませが、ぜんぜん足りないですね。
    あと、ハワイの定額預金の利率がいいと聞きましたが、本当なのでしょうか。
    何かよい案があれば、ハワイで2年ほど暮らしてみたいと思ってますが、私の考えは無謀だと思われますか?
    すみません、見ず知らずの方に質問ばかりしてしまいました。
    でも、ハワイの地で、元気を取り戻したいと思っておりますので、お忙しいでしょうが何かご意見いただけましたら幸いです。

  2. 鈴木裕子様
    どうも有り難うございます。初めまして。Takaです。
    ハワイの定額預金の利率ですが、
    日本のそれに比べれば確かに良いですよね。
    ただ、ドル建てですので、為替リスクが伴います。仮に年利5.00%の利子が付いたとしても、ドルそのものの価値が一年前の95%しかなかったとしたら、実際には0.025%目減りしてしまいます。
    具体的に書くと、年利5.00%の定期預金に$100,000.00をいれて、一年後に$105,000.00になったとします。一年後のドルの価値が、一年前の95%しかなかったとしたら、見た目の$105,000.00の実際の価値は、一年前の$99,750.00しかないという意味です。
    さらに、日本もそうですが、利子には20%の税金がかかりますので、実際には4%の利子しかありません。
    とはいえ、お手元に200万ドルくらいのまとまったお金があって、年利6.00%の定期預金に預ければ、見た目とはいえ$120,000.00の利子が付きます。税金が引かれたあとも、まだ$96,000.00あります(もちろん、200万ドルの元金はそのままです)。一年間にこれくらいの不労所得があれば、地味に過ごせばハワイでもなんとかなりそうですよね。
    これくらいまとまった金額であれば、一カ所に集中させずに分散する方法もあるでしょうから、プライベートバンクやファイナンシャルアドバイザーに相談するのも良いと思います。
    とかなんとかぐだぐだと書きましたが、裕子さんが聞きたいのは、こんなめんどくさいハナシではありませんよね?(笑)
    > 何かよい案があれば、
    > ハワイで2年ほど暮らしてみたいと思ってますが、
    > 私の考えは無謀だと思われますか?
    事前によく考えてみましょう。
    時間の許す限り、じっくり考えてみてください。
    > 在宅で仕事ができるようにとエステの資格をとりました。
    流石! 裕子さん、流石です。
    > でも、正直まだまだ元気を出せずにいて、
    > なんとかこの状況から脱したいと考えたとき、
    > ふとハワイで移住できないかと思うようになりました。
    ごめんなさい、、、
    これって現実逃避ではありませんよね?
    だとしたら、まずは裕子さんご自身で、
    じっくりと考えてみることができますよね?
    ハワイですが、裕子さんが元気を取り戻すためのきっかけにはなるかもしれません。でも、元気になるのは結局「自分」なんです。自分を元気にできるのは、結局、自分しかいないんです。
    心配しないでください。
    ムリして元気になる必要などありません。
    裕子さんは、必ず元気を取り戻します。
    裕子さんにとっての元気のきっかけは、決してハワイだけではありません。3人の子供たちをはじめ、裕子さんの周りの人たちからだって、元気のきっかけをい〜っぱいもらえますから!
    元気って、気の元ですからね。
    良い気をたくさん取り入れてください。

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