毎年11月の第四木曜日(今年は23日)は「サンクスギビング(Thanksgiving)」というホリデイです。
サンクスギビングと言えば、ターキーの丸焼きを中心にアメリカ伝統料理を家族や友だちで囲む一大行事。その始まりは、17世紀まで遡ります。
マサチューセッツ州の街プリマス(Plymouth: ボストンのちょっと南にあります)に、イギリスからピルグリムが渡ってきた時、食物収穫のこの季節、ピルグリムと北アメリカ先住民(インディアン)が、共に秋の収穫を神に感謝して行ったお祭がその起源だと言われています。
ネイティブアメリカンから食べ物を分けてもらったことへの感謝の気持ちを表すことから、この名前(感謝祭)が付けられました。
この日のアメリカ人は家族と過ごすのが基本で、一日中食べ続けているのではないかと思ってしまうほど、良く食べる日としても有名です。
この日、最もポピュラーな食べ物と言えば、やっぱり七面鳥の丸焼き。お腹の中にパンや野菜などでできたスタッフィングと呼ばれる詰め物をし、丸ごとローストします。さっぱりめのクランベリーソースや、コテコテのグレイビーソースでいただきます。
付け合わせはマッシュドポテトやインゲン豆のソテーなどの野菜類。そしてデザートはパンプキンパイ、、、
どうしてチキンじゃなくてターキーなのかというと、当時ピルグリムとインディアンが囲んで食べたご馳走が、ターキーだったのだそうです(真偽のほどは不明、、、)。
サンクスギビング、アメリカ人にとってはクリスマスと並んで大切なファミリーホリデイです。こうした家族の集いを大切にしているアメリカ人の精神は、いったいどこからきているのでしょう?
家族のつながり、絆、信頼、愛情、、、宗教?!、ピューリタニズム?!?、イヤ、実はもっと簡単なところに答があるのかもしれませんね。
ピルグリム: イギリス本国で迫害された英国国教会分離派で、1620年にメイフラワー号に乗りイギリスのプリマスを出港し、アメリカ大陸に渡ってきた人たち。
1998年に講談社から発行された、大西 直樹薯『ピルグリム ファーザーズという神話作られた「アメリカ建国」』に、詳しく書かれています。
ピルグリムの後に上陸したピューリタンとピューリタニズムに関しては、1999年に松柏社から発行された、宮脇 俊文、高野 一良薯、秋山 健監修『アメリカの嘆き 米文学の中のピューリタリズム』に、詳しく書かれています。
(Guam Visitor’s Bible Mail Magazine 2000.11.21 Vol.2 No.47-extra issueより)
先週の木曜日(11月16日)から施行された新しい禁煙法により、ハワイを訪れる予定だった日本人観光客の中から、喫煙者のキャンセルが出ているという話を聞きました。
僕は吸わないので分かりませんが、ツライんだねぇ、、、(哀)
サンクスギビングデイ : アロハハワイドットコム : 2006年11月19日〜2006年11月25日 Vol.1 No.47