ハワイのバス停の試作ベンチ 不評

ホノルル市は、ホームレスなどがバス停のベンチに寝込むのを防ぐために、新しいタイプのベンチを試験的に設置しています。
しかしながら、このベンチ、とても評判が良くないようで、たくさんの批判の声が寄せられています。
ベンチは、6フィート(約183cm)幅の板を、斜めに設置したもので、座るのではなく、身体を寄りかける仕組みになっています。
あるお年寄りの方は、この試作ベンチに対し、
「私は背が低いので、このベンチだと高すぎて、寄りかかることも出来ない。歩行器や松葉杖をついている人たちに対して、州は何を考えてこんなものをつくるのか? バカにされている気分だ、、、」
と、ご立腹。
また、丸いコンクリート製の腰かけも実験的に設置していますが、「低すぎる」、「身体の大きな人には小さすぎる」など、こちらに対しても批判の声があがっています。
それぞれにかかる費用ですが、寄りかかるベンチは一台$895、レイルつきのベンチが$740、コンクリート製の腰掛は2台で$696、4台セットで$1,292となっています。
運輸局長は、
「この試作のベンチや椅子が、すべての人に適切であるとは思っていません。もうしばらく置いて、皆さんの意見をお伺いしたい。これからも同様に批判的な意見が続いた場合には、一カ月以内に調整します」
と、コメントしました。

コメントをどうぞ