情熱や根性だけで移住できる時代は終わりました

ごめんなさい。
30年前ならなんとかなりました。
20年前でももしかしたら可能だったかもしれません。しかし、、、

2006年12月3日正午(アメリカ合衆国東海岸時間)、今年も米国永住権抽選プログラム、DV2008の受け付けが終了します。

自分で申請した皆さんへ。

申請、お疲れさまでした! それではちょっとだけ、当選したときのことを想像してみましょうか?!(笑)

それは突然届きます。

僕はDVプログラムを利用せずに取得しました。
申請準備から永住権取得まで、6年以上かかってしまいました。

待っている間は長いです。出口がないっていうか、スタートラインが見えないっていうか、毎日がストレスでした。

しかし、「その日」は突然やってきます。ゼロから100に、いきなりなります。

「Welcome to the United States」

のレターとともに、
グリーンカードはいきなり届きます。

DVプログラムに当選した方も、きっとそうだと思います。

「Conglatulations!」

のレターとともに、
当選のお知らせがいきなり届くのです。

どうします?!
もちろんひっくり返って喜びますよ!
すごいチャンスを手に入れたのですもんね。

バリューにして軽く50万ドル、イヤ、100万ドル以上の価値があるんですから、、、
弁護士さんを見つけ、永住権申請のためのプロセスを、お金を払ってお願いします。

勤めている人は会社に辞表を書き、
フリーランスの人はクライアントさんに
「ハワイに引っ越す(渡米する)ことにしました」
と、挨拶にまわります。

必要とされている人なら、ハワイに行っても(渡米しても)日本から仕事の依頼があるかもしれません。
そうでない場合、引っ越した先で仕事を見つけるか創り出さなければなりません。

ハワイで事業を興そうと計画しながらDVプログラムに臨んだ起業家の方なら、その計画を具現化させるために進んでください(応援します!)。

ハワイで就職またはアルバイトしながら生計を立てていこうと考えている方、自分ができるワザを磨いておきましょう。

ワザ(スキル)があれば、なんとかなります。

冒頭に書きましたが、
30年前なら、根性だけでもなんとかなったんです。
20年前でも、運とかで、もしかしたら可能だったかもしれません。

しかし、、、

しかし、これだけたくさんの情報や人材が世界中を飛び交う現在において、情熱や根性だけでなんとかなる確立は本当に小さくなってしまってしまいました(もちろんゼロではありませんよ)。

これを読んでいる意識の高いあなただけには、この現実をはっきりと自覚しておいて欲しいのです。
ワザ(スキル)があれば、なんとかなります。

確かに、日本の資格がアメリカでそのまま通用するとは限りません。しかし、スキルがあれば、チャンスは格段に大きくなります。

資格でなくても、ワザを習得していれば、それは経験としてハワイでも使える場合もあります。あなたのスキルと経験を必要としている人が、ハワイにもいるかもしれません。まだ特にこれといったスキルの無い方、これを機に、ワザを身に付けましょう。

すでにワザ持ち(笑)の方、他にどんな資格やワザがあるのか、リサーチしておいてソンはありません。もしかしたら、あなたのそのワザをさらに高めてくれるヒントが見つかるかもしれません。

僕も渡米する前、日本に居る頃は、日本国内で入手できるありとあらゆる情報を、どん欲に探しては手に入れていました。ここに書いた「ワザ(スキル)」に関してもそうです。資料を請求するだけなら無料です。どんなことを学び、どんなワザが身に付くのかを、具体的に想像できます。

もう一度イメージしてみてください。

あなたは晴れてグリーンカードを手に入れ、そしてハワイに移住しました。

ハワイに移り住んだあなたは、どのエリアでどんな家に住み、どんな生活をしていますか? そこであなたは、何をしていますか?

もしもあなたが、まだ何をしようか決めていなかったり、できることは何でもやってみようという意気込みで臨もうとしているのであれば、簡単ですが、ひとつヒントを差し上げましょう。

あなたは何にでもなれます。何でもできます。

そこであなたは、

「自分は何がしたいか?」

を考える前に、

「ハワイだったらどんな仕事をしたら喜ばれるか?」

をイメージしてみてください。

そのために、今、あなたには何が準備できるかが見えてきますよ。

例えばこんな感じです。

ハワイ州観光局によると、2005年にハワイを訪れた日本人観光客の数は、1,522,356人だったそうです(全体では7,379,635人でした)。ですから、ハワイには日本語の情報誌が何誌もあります。日本語が読み書きできて、雑誌やホームページをデザインできるデザイナーさんは、いつでも引き手数多といった嬉しい状況なのです。条件次第では、在宅ワークだって可能です。

デザインの勉強は、日本に居る間にできます。本格派デザインスクールは、ちゃんと日本にあります。
日本人ならではの繊細なデザインができるデザイナーさんなら、日本語の情報誌を発行している出版社だけではなく、英語の出版物や広告を制作しているメディアや広告代理店からの仕事の依頼もあることでしょう。

こんな発想もできます。

常夏のハワイで欠かせないモノのひとつに、「花」があります。ハワイを訪れる人たちを暖かく迎える独特な雰囲気を醸し出しているモノ。人々のアロハスピリット、気候など様々です。その中のひとつ、大切なもののひとつに、島内に咲き誇る、色とりどりの花々があります。

ちょっと前の話ですが、義理の弟が結婚しまして、その時にハワイに新婚旅行で来てくれました。永住権の申請中で、アメリカ国外に出ることを控えていたためです。せっかくだからハワイで記念写真を撮ってもらおうと、プロのフォトグラファにお願いしました(ちょっと僕のことをご存知の方なら、「どうしてプロなのに自分で撮ってあげないの?」とツッコミが入りそうですが、僕も撮られる方になってリラックスしたかったのでお願いしちゃいました)。

その時に、ブーケを作ってもらったのですが、ブーケの代金は、撮影代金と同じくらいか、もしかしたらもっと高かったように記憶しています。思わずブーケだけ、あとから自分で写真を撮ってしまったくらいでしたから、、、(笑)

で、花なのですが、フラワーアレンジメントができると、ハワイでは喜ばれるんだなぁと思ったのを思い出しました。フラワーアレンジメントの勉強は、日本に居る間にできます。花の資格が取れる学校は、ちゃんと日本にあるんですよね。

「その日」は突然やってきます。

その日に備えぬまま成り行きや勢いでハワイに来て、半年もしないうちに日本に戻らなければならなくなった人を、何人も見てきました。

あなたにはそんな風になってほしくありません。

これを機に、あなたもばっちりワザを身に付けておきましょう。
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余談です、、、

アメリカ人と結婚したいと願っている方へ

ちょちょちょちょ、ちょっと待ってください! 一応、日本国内で確認してからでも遅くないと思いますよ。見るだけならタダですし、、、(笑)「結婚情報サービスを徹底比較したい!」と、最大7社から結婚情報サービスの資料を一括で、それも無料で請求できるプログラムがあるんです。

2件のコメント

  1. ありがとう。素敵な記事。
    私の夫の家族や親戚は皆ハワイに住んでます。
    いつかはそちらにあたしも行くことになるかもしれないのですが、ハワイの生活はあまりに退屈だと聞き、色々聞かされとても不安でした。
    日本で出来ることはこちらで習得してしまいます。
    なんだか、活力をもらいました。ありがとう。
    大阪育ち東京に来て1年のPIKOより。

  2. ハワイでのデザインの勉強ですが、グラフィックデザインやペインティングのクラスはあるみたいですね。
    ハワイの近くだと(といってもメインランドになってしまいますが)、ロスアンゼルスの郊外にある、パサディナのアートセンターカレッジオブデザインが有名です。

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