アメリカを標的としたミサイルの迎撃は不可能との結論

2007年から、ハワイ沖にてアメリカと共同で実験してきた海上配備型迎撃ミサイルですが、北朝鮮がアメリカ本土やハワイに向けて長距離弾道ミサイルを発射した場合、SM3を日本周辺のイージス艦から発射しても、高い軌道を飛ぶ弾道ミサイルには射程が足りず、迎撃が困難なことが分かりました。5月2日、複数の防衛省幹部が明らかにしました。
現行のSM3は、射程が200〜300kmと推定されていて、アメリカ合衆国を狙ったミサイルを迎撃できないことが明らかになっています。新型のSM3ブロック2Aも、射程は非公表ですが、軍事専門家の間では迎撃が可能との見方もありました。
しかし、防衛省幹部によると、北朝鮮が約7000km離れたハワイへ弾道ミサイルを発射した場合、日本近海でイージス艦からSM3ブロック2Aを発射しても、高軌道を飛ぶミサイルには射程が足りず、迎撃は不可能との結論に達しました。
新型迎撃ミサイル、SM3ブロック2Aは、日米共同開発のもとに進められてきたプロジェクトです。重要部分は日本が担当していました。
日本の同盟国であるアメリカ合衆国に向け、他国から発射されたミサイルを日本が迎撃するには、憲法解釈で禁じられている集団的自衛権の行使を容認することが必要ですが、「迎撃を拒めば日米の同盟関係が破綻する」との指摘もあり、新型迎撃ミサイルに迎撃能力があることを前提に開発が進められてきました。今回の結論は、集団的自衛権をめぐる今後の議論にも、影響を与えそうです。
ハワイ沖にて初の弾道ミサイル迎撃に成功
2007年12月23日〜2007年12月29日 Vol.2 No.51
www.alohaclub.com/2007/12/2007122320071229-vol2-no51.html
今年もハワイ沖でミサイル実射訓練実施
2008年11月18日〜2008年11月24日 Vol.3 No.39
www.alohaclub.com/2008/11/2008111820081124-vol3-no39.html
ハワイ沖でのミサイル迎撃演習失敗
2008年11月21日 Vol.3 No.40
www.alohaclub.com/2008/11/20081121-vol3-no40.html
2008年11月19日(ハワイ時間)に実験して失敗したミサイル迎撃演習では、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)の発射演習にかかった費用は約62億円。海上自衛隊のイージス艦「ちょうかい」の改造費用が約247億円。2009年度以降、別の2隻のイージス艦による、同種の演習が予定されていました(が、どうなったかは確認していません)。
仕分けられたのかなぁ、、、(笑)
現時点で注意しておきたいのは、アメリカを標的としたミサイルの迎撃は不可能との結論に達したものの、迎撃ミサイルの開発を中止するとは誰も言っていないし、今後のことはまだ何も決まっていないということです。
沖縄のアメリカ海兵隊の基地移転のこと、今回の新型迎撃ミサイルのこと、皆さんは気になりますか? 気にしていますか?
「人々の無関心は、常に攻撃者の利益になることを忘れてはいけない」
今日我々は知っている。
愛の反対は憎しみではない。
無関心である。
信頼の反対は傲慢ではない。
無関心である。
文化の反対は無知ではない。
無関心である。
芸術の反対は醜さではない。
無関心である。
平和の反対は、平和と戦争に対する無関心である。
無関心が悪なのである。
無関心は精神の牢獄であり、我々の魂の辱めなのだ。
ルーマニア出身の、アメリカのユダヤ人作家、ノーベル平和賞受賞者、エリ ヴィーゼル(エリエ ヴィーセル)氏の言葉です。
「愛の反対は憎しみではない。愛の反対は無関心である」
イギリスの新教育運動の教育家、「世界で一番自由な学校」として知られているサマーヒルスクール(Summerhill school)の創設者、A. S. ニール(Alexander Sutherland Neill)氏の言葉です。
「愛の反対は憎しみではありません。無関心です」
アグネス ゴンジャ ボヤジュさん(マザーテレサ)の言葉です。
無関心であること、苦しむ者に関わりを持たずに傍観者であることが、愛の対極にあると、、、
例えば、自宅のそばに障害者のための施設ができます。反対する人がいます。別にうつるわけでもないのに反対します。でも罪にはなりません。何で反対するのですか? 理由はひとつ。自分とこの子供に、障害がないから。
「無関心の罪」
人のことには無関心。
この世では罪にはならなくても、
あの世ではなる罪があるとしたら、
それは無関心の罪のことかもしれません。
この2〜3年の間に、ハワイから日本に一気に広まった「ホ オポノポノ」の創始者、モナ シメオナ(Morrnah Nalamaku Simeona)さんや、彼女の弟子、イハレアカラ ヒュー レン(Ihaleakala Hew Len)さんが言っている、ホ オポノポノの原理をご存知ですか?
ホ オポノポノは、「全責任を負う」ことを原理とする、ハワイに伝わる癒しの方法です。
「ある人が、人生の一切について責任を取るとは、その人が見て、聞きて、味わい、触れるすべてのことの責任を取ることである。そしてあらゆる経験は、その人の人生に存在するが故に、その人の責任が伴う」
さらに、
「全責任とは、万物が人間の内面からの投影として存在し、問題は外部世界の現実にあるのではなく、我々自身と共にあり、現実を変えるためには、我々はまず自らを変えねばならない」
と、説いています。
このことからも、無関心もまた自分の責任であることが分かります。各自の想念が全体をかたちづくっていることが分かりますよね。
これらをふまえた上で、「どの記憶が問題を引き起こしているのだろうか?」と、自らの記憶に向けて問いかけ、その後に、「ごめんなさい」、「許してください」、「ありがとう」、「愛しています」の言葉を繰り返してみると、今まで以上に広がりを感じる自分に気がつくことでしょう。
迎撃ミサイルもまた、私たちの責任なのです。
(Taka)

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